出会い系ログ 最終兵器彼女感想 

.。.あずさ .。.
* さんの 2011年03月05日 のデジログ

タイトル アニメ ★最終兵器彼女
本 文 北海道小樽市で暮らすシュウジとちせ。ちせは以前から好意を持っていたシュウジに度胸試しとして告白、そのぎこちない交際は交換日記から始まった。

そんなある日、謎の敵に札幌市が空襲される。攻撃から逃げるシュウジが見た物、それは腕を巨大な武器に変え、背から鋼鉄の羽根を生やした兵器と化して敵と戦うちせの姿であった。

国籍不明の軍隊との戦争が激化していくにつれちせは兵器としての性能が向上していくが、故障をきっかけに肉体も精神も人間とは程遠いものとなっていく。

歪んでいく日常。シュウジは再度姿を見せたちせを連れて町を出るが……。



セカイ系」と言われているアニメです。

一時期その不思議な世界観にハマって、
色んな「セカイ系」のマンガやアニメを探しまくってました(笑)


その「セカイ系」とは

「主人公(ぼく)とヒロイン(きみ)を中心とした小さな関係性の問題が、具体的な中間項を挟むことなく、「世界の危機」「この世の終わり」などといった抽象的な大問題に直結する作品群のこと」 by東浩紀

だそーです。


つまり、話の設定に関する理由、根拠がはっきりしていないことも多く、
そういった設定はストーリー上あまり必要ではないからなんでしょうね〜。
これまた「ハマる人」「受け入れられない人」、分かれそうな作品です。

私も最初は話の根拠を求めて同じ話を見直したり、色々しました。
でも、そーゆーんじゃないんですよね。
ストーリーが進めば進むほど、「??」が増えていく作品。

でも、思わず最後まで見てしまいました。




この作品は作者が

「自分の彼女が最終兵器だったらイヤだよな〜」

という、思いつき(?)から生まれたものだそーです。


確かに、自分の身近な人が最終兵器だったらイヤですよね?!

ストーリーには、なんとなく想像できるかもしれませんが
「彼女をとるか、人類の未来をとるか」
的な、主人公の葛藤みたいな描写があります。

だた、この作品は、それが話の軸ではあるんですが、
「この地球をまもるために!」みたいな正義感がメインではないんです。

主人公は、兵器になっちゃった彼女を、戸惑いながらも愛していきます。
壊れていく彼女を救いたい、守りたい。それだけなんです。
そのためには・・・?

後半、私は何となく、主人公の純粋な愛情というよりかは、
「彼女に逆らって自分が殺されるのを恐れている」
ような接し方をしてるように感じました。

もっともだと思います(笑)
ただ、その「人間くささ」が、この作品のポイントなのでしょうね〜。
恋愛や友情はキレイなだけじゃないんだよと。
色んな障害、葛藤、感情があって、


それでも


ぼくたちは恋していく

生きてく